はじめに
近年、光回線の速度はどんどん高速化しており、1ギガ(Gbps)だけでなく、10ギガ(Gbps)プランを提供するプロバイダーも増えています。しかし、実際にどちらを選ぶべきなのか迷っている方も多いのではないでしょうか?
この記事では、光回線の1ギガと10ギガの違いについて詳しく解説し、どんな人にどちらが適しているのかを紹介します。また、対応機器やプロバイダーの選び方についても触れていきます。

1Gと10Gの選択肢があるけど、どちらを選択すればいいのかな?



では、詳しく見ていきましょうね
ギガと10ギガの基本的な違い
光回線の「1ギガ」と「10ギガ」は、最大通信速度の違いを指します。
項目 | 1ギガ(Gbps) | 10ギガ(Gbps) |
---|---|---|
最大通信速度 | 1Gbps | 10Gbps |
実効速度 | 約300〜900Mbps | 約2〜8Gbps |
月額料金 | 3,000〜6,000円程度 | 5,000〜8,000円程度 |
利用可能エリア | 全国的に広い | 一部地域のみ |
必要な対応機器 | 一般的なルーターでOK | 10Gbps対応のルーター・LANケーブルが必要 |
主な用途 | 動画視聴・ゲーム・リモートワーク | 4K/8K動画・オンライン会議・クラウド作業 |
速度の違いによるメリット・デメリット


1ギガ(1Gbps)のメリット・デメリット
メリット
- 一般的な家庭用インターネットとしては十分な速度
- 月額料金が安い
- 全国的に提供エリアが広く、プロバイダーの選択肢が多い
- 一般的なWi-Fiルーターで利用可能
デメリット
- 多くのデバイスを同時に接続すると速度低下の可能性
- 4K動画を複数台で同時に視聴すると負荷がかかる
- 大容量ファイルのダウンロードやアップロードには時間がかかる
10ギガ(10Gbps)のメリット・デメリット
メリット
- 超高速通信が可能で、4K/8K動画のストリーミングも快適
- クラウドストレージの利用やオンライン会議がスムーズ
- 家庭内で多数のデバイスを同時に接続しても速度低下しにくい
- 次世代の通信環境を先取りできる
デメリット
- 月額料金が高め
- 10Gbps対応のルーターやLANケーブル(Cat6a以上)が必要
- 提供エリアがまだ限定的で、利用できる地域が限られる
どんな人にどちらがおすすめ?
1ギガ(1Gbps)がおすすめな人
10ギガ(10Gbps)がおすすめな人
10ギガ回線を利用するために必要な機器


10ギガ回線を最大限に活用するには、以下の機器が必要になります。
10Gbps対応のWi-Fiルーター
- 一般的なルーターは1Gbps対応のものが多いため、10Gbps対応モデルを選ぶ必要があります。
- おすすめ機種:
- BUFFALO WXR-5950AX12
- ASUS GT-AX11000
対応LANケーブル
- 10Gbps通信にはCat6a以上のLANケーブルが必要です。
- Cat6(最大1Gbps)→ Cat6a(最大10Gbps) → Cat7(最大10Gbps)
10Gbps対応のパソコンやネットワークカード
- 古いPCやネットワークカードでは10Gbpsの恩恵を受けられない場合があります。
主要プロバイダーの比較
現在、日本で10Gbps回線を提供している主要なプロバイダーは以下の通りです。
プロバイダー | 10Gbps対応エリア | 月額料金 | 備考 |
NTTフレッツ光クロス | 東京都・大阪府など一部地域 | 約6,000円 | IPv6対応必須 |
auひかり ホーム10ギガ | 関東・東海・関西の一部 | 約6,380円 | Wi-Fiルーターセットあり |
NURO光 10Gs | 関東・関西・東海の一部 | 約5,700円 | 高速ONU貸与 |
提供エリアは随時拡大中のため、申し込む前に公式サイトで確認しましょう。
まとめ


光回線の1ギガと10ギガには、それぞれメリット・デメリットがあります。
- 一般家庭やコスト重視なら1ギガ
- 超高速環境を求めるなら10ギガ
特に、まだ10Gbpsの提供エリアが限定的なため、利用可能かどうかを確認することが重要です。将来的に高速通信が求められる環境が増えてくるため、長期的な視点で選ぶのも良いでしょう。
今後、10Gbps回線が普及していくにつれて料金も下がる可能性があるため、今すぐ導入するか慎重に考えることも大切です。あなたのインターネット利用環境に最適なプランを選びましょう!
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